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連載SS第四十三話

えっと、それじゃ改めて自己紹介しますねっ!と笑顔のスバル。

「スバル・ナカジマ!年は12才です!!」

元気良く大きな声でスバルが言うと、はぁ…と溜息をついてから隣に居たティアナも自己紹介をしてくれた。

「…ティアナ・ランスター。13才です。」

淡々と自己紹介をするティアナの表情は感情が読み取る事の出来ないものだった…それっきり黙りこむティアナをジッと見つめていたスバルがニコッと笑ってツンツンとティアナの肩をつつく。

「ティア、ティーアー」

「………さいわね。何よ?」

「えへへっ大好きだよ!ティア」

「―――///ばっ、ばか!いきなり何言って――」

突然のスバルの言葉にティアナは赤く染まった頬を隠すようにしてプイッと顔を背ける、その時見せた表情は豊かで、さっきまで無表情でいた人物と同じ子だとは思えないほどだった。

「ティアってばそんな照れなくてもいーのに」

「………っさい!」

私は、そんな二人の微笑ましい姿を見つめて表情を緩めた。

何だかティアナってアリサちゃんに似てるかも…にゃはは///

「あの、すみませんでした…なのはさん。このバカの事は放っといて続き、お願いします。」

ティアナが無邪気にじゃれついてくるスバルの頭をグググと掌で押し戻しながら私に向かってペコリと頭を下げる。

「えっと、それじゃ次は私の番だね」

「はいっ!お願いします!!」

スバルがティアナの手から逃れ勢い良くこっちに身を乗り出してくる。

それじゃ、簡単に自己紹介するね?と前ふりしてから私は口を開いた

「高町、なのは。年齢は14才。このお家で働かせてもらってて今は一応仕事中。なんだけど…二人には色々と手伝ってもらったからね早く終わっちゃったwwにゃはは、ありがとね~スバル、ティアナ。あ、二人の事そうやって呼んでもいいかな?」

「じゃんっじゃん呼んで下さいっ!私、なのはさんのお手伝いなら何だってやっちゃいますよ!!!」

「…はい、あたしもそう呼んで下さって構いません。あの、なのはさん……お仕事中でお忙しいのに…スバルがご迷惑をおかけしてしまって…どうもすみませんでした…(ほら、アンタも頭下げて)」

ティアナが無理にスバルの頭を下げさせようとするのを穏やかに制して私は二人に向かってニッコリと微笑んだ。

「スバルもティアナもフェイトちゃ―――御、当主さまの所に訪ねて来てくれたお客様、なんだから…そんな風にしなくてもいいんだよ?ね?」

私が穏やかにそう言うとティアナはスバルの頭からそっと手を離して本当にすみません…と少しだけ困ったような顔をして微笑んだ―――

あ、可愛いかも///

ティアナが初めて見せてくれた表情…その顔は年相応の女の子の笑顔だった――

しばらくの間、三人でお話しながら過ごしていると少し離れた方から二人を探す声が聞こえてきた。

「スバルー?ティアナー?どこなのー?」

「あ!ギン姉の声だっ」

「もう…アンタが勝手に行っちゃうからよ?」

「おぉーい!ギン姉ーこっちこっち~!!」

「って…聞いてないし……」

声のする方へと手を振ってにこにこしているスバルを見て少々呆れ顔のティアナ。

ギン、姉……そっか…スバルのお姉さんがフェイト、ちゃんの………

私はこちらに向かってやってくる人がフェイトちゃんと一緒にお庭を歩いて居たあの時の女の人なんだと、確信していた―――

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