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連載SS第四十六話

「えへへ///頭、撫で撫でしてもらっちゃいました///」

スバルがフェイトちゃんに撫でられた頭を摩りながら嬉しそうな笑顔を見せる。

「にゃはは。良かったねスバルそれじゃあ私も、撫で撫でしちゃおっかな?」

私が笑顔でスバルの頭を良い子良い子って撫でてあげると気持ち良さそうに目を閉じてスバルは少しくすぐったいですね///って笑った―

「もうすっかり仲良しさんだね」

そんな微笑ましい光景を見ながらフェイトちゃんはクスリと笑うと私とスバルが居る所まで、ゆっくりと歩いて来た。

「それじゃあ、私も」

くすくすと楽しそうに笑ってフェイトちゃんがすうっと手を伸ばす。

「ふぇ///フェイトちゃん!」

てっきりスバルを撫でるものだと思っていた手は私の頭の上へと乗り――子供にするみたいに優しい手つきで撫でられて思わず声を上げてしまった…

「ん、何かな?」

私が赤くなった顔でフェイトちゃんの事を見上げると涼しい顔でそう返された…

「も、もう…いいから///」

皆んなが居る手前、私はやんわりとフェイトちゃんの手を自分の頭の上から下ろしてふぅ、と息を吐く。

も、もう///フェイトちゃんったら何考えてるの///

「…昔は嫌がったりしなかったのにな………はぁ……」

えぇっ!?ふぇ、フェイトちゃん…それって溜息つくような事なの…?

私が驚いた顔をしたままフェイトちゃんの方を見てるとふふっと笑って

「ごめん。冗談だよ」

って言ってフェイトちゃんは今度こそスバルの頭を撫でて微笑んだ――

あ、あれ?私いまフェイトちゃんの事フェイトちゃんって呼んじゃった?にゃぁあああーど、どうしようナカジマ家の皆さんの前なのに…!と、とにかく誤魔化さないと…!!

「ふぇい、じゃなかった…ご当主さま。スバルとティアナの事は私に任せて頂いていますので…」

こほん。と咳払いをしてから言い直す私…これで誤魔化せるなんて思ってないけど…しょうがないよね………

「…ねぇ…なのは」

フェイトちゃんが縁側に腰掛けている私の隣に回り込むようにして座ってくる

「………呼び方が違うよ?いつもと……」

囁くような声、いつもよりほんの少しだけ低いアルトの声………

「なのは小さい頃からずっと私の事、名前で呼んでくれてたよね……」

「え、えと、それは、その…」

「もう、呼んで…くれないの…?」

「―――っ」

答えに困った私が横目でフェイトちゃんの事をチラと見ると本当に今にも泣きそうな顔でしょんぼりしてる姿が目に入った―――

「ち、違うの!これには事情が――って、呼ぶよ!呼ぶからっ!!」

そんな顔されたらもうお手上げだよ…フェイトちゃん…私の負けなの…

「…本当?」

「本当!」

「もうしない…?」

「うん!もうしないよっ」

「じゃあ…呼んでくれる?」

「う、うん///フェイトちゃん///」

「なぁに?なのは」

その後、何十回となく名前を呼び合う事になった私とフェイトちゃん…私が名前を呼ぶ度にふんわりとした子供のような無邪気な笑顔で応えてくれるフェイトちゃん…何だか凄く、懐かしいんだけど///

「す、凄い…!なのはさんとフェイトさんって、とっても仲が良いんですね///」

「えと///」

「そうだよ。私となのはは子供の頃からずっと一緒に育ったんだ///小さい頃のなのはといったらもう、それは可愛――」

「///にゃぁあああ!ふぇ、フェイトちゃん駄目ぇ――っ!言わないでぇ―――!」

咄嗟に隣に居るフェイトちゃんの口を手で塞ごうとする私―――

でも、そんな私の動きを見通していたかのようなフェイトちゃんの次の行動に私は顔から火が出るという例えを身を持って体験する事となった―――

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