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連載SS第四十二話

「ったく、もう…スバルの奴…どこまで行ったのよ…?」

スバルの後を追いティアナは細い道を奥へ奥へと進んでいた

一方その頃――

「あのっ!なのはさん私もお手伝いします!!」

「へ?あ、ちょ、ちょっと」

「これ干せばいいんですよねっ!任せて下さい!!」

スバルはなのはが返事をする前に洗濯カゴの中の衣類をハンガーにかけキチンと皺を伸ばしてから物干し竿に次々とかけ始めた。

「へぇ~いつもそうやってお手伝いしてるの?」

「はいっ!洗濯物はいつもティアと一緒に――」

「――スバルッ!」

スバルの後姿をようやく見つける事が出来たティアナは叫び声に近い大きな声でスバルの事を呼んだ。

つかつかつか。

「こんのバカっ!!」

足早に近づいて来たティアナはスバルのほっぺたを思いっきりつねった…

「――ひひゃい!ひひゃいよ!ひぃあ!!」

「うっさい!あんたが悪いんでしょうが!!」

ぎゃんぎゃんと揉め始める少女達を見かねたなのはが二人の間に割って入る。

「はーい。ストップ。そこまでだよ?二人とも」

ティアナの目に映ったなのはは満面の笑み…けれど目が笑ってない事にティアナはすぐに気がついた。

「ぁ…す、すみません!」

怒りのあまり…最初、スバルしか目に入っていなかったティアナは慌ててスバルから離れるとペコリとなのはに向かって頭を下げた。

「~痛ったぁ~」

スバルはティアナにつねられた頬を手で摩り涙目でティアナを見つめ深々と頭を下げた。

「…ごめんなさい…」

「…1人で勝手に行かないって前に約束したわよね?」

「…はい…しま、した……」

「…はぁ…あんたって奴は目を離すとすーぐどっか行っちゃうんだから」

「…ごめんね…?ティア…」

頭を上げたスバルは捨てられた子犬のような瞳でティアナを見上げ許してくれるのを待ってるようだ……

「はぁ…もう、そういう顔しない!」

「はっ、はい!」

「ばかスバル。今度やったら承知しないわよ…?」

「はいっ!もうしません!!」

ティアナに向かって敬礼ポーズを取るスバル、何処か諦めた様子のティアナ…この二人の力関係が何となく分かったような気がしてなのはは、くすっと笑いを漏らした―――

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