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フェイトと不思議な館のなのは達05

「……ん……」

フェイトが目を覚ました頃にはもう陽もすっかりと沈んで…夜になっていた―

「なの、は…?」

隣で眠っていたはずのなのはが…居なくなってる……

「また、だ……」

子供のなのはの時と同じような状況にフェイトは溜息をつくしかなかった。

どうして居なくなっちゃうのかな…なのは…

このままここに一人で居ても仕方が無い…フェイトは館の中へと戻る事にした。

「ふぅ」

子供のなのはの部屋…ベッドの上でフェイトは昨夜からの事を考えていた。

「もう一度、君に会いたいよ…なのは…」

最初に出会ったなのはは小学生くらいの女の子だった…でも、一緒にベッドで眠って…起きた時にはもうどこにも居なかった…二番目に会ったなのはは私と同じ年くらいで…庭園でお昼寝をした後にはもう、居なくなってたんだ……

一体どういう事なのか?フェイトは困惑していた…

「もう一度、探してみようかな?」

フェイトはベッドから起き上がると子供のなのはと自分と同じ年くらいのなのはを探しに館の中を歩いて回る事にした――

「なのは?居ない、の…?」

一階から順に一部屋ずつ探しているフェイト…だけどなのはは見つからなかった…

明日また…朝から探してみよう……

フェイトが子供のなのはの部屋の扉を開けて中へと入った瞬間だった――

「!?」

フェイトは暗がりの中でいつの間にか床のカーペットの上へと引き倒されていた…

「だ、誰っ?」

「…誰?それはこっちの台詞だよ…私の家で何、やってるのかな?」

私の家…?それにこの声…少し低いけど…聞き覚えがある……

「なの、は…?」

フェイトが名前を呼ぶと背中の上に馬乗りになっていた人物の体重が引き後ろ手に拘束されていた両腕が自由になった―

「どう、して……私の名前を知ってるの…?」

「…やっぱり君も…なのは…なんだね……」

フェイトがゆっくりと体を起こして部屋の電気をつける為に立ち上がる。

ぱち。

「ぁ…れ?」

明かりの下フェイトが見た人は子供のなのはでは無く…自分と同じ年くらいのなのはでも無かった…

今度は年、上…?

まだ大学生と言った感じだろうか?それでも今まで出会ってきたなのは達とは違う…大人の色香を身に纏った彼女の姿を見て私の頬はみるみる赤くなっていった―――

な、何で下着姿なんだろう///

「///あ、ご、ごめんなさい!」

ぱっと視線を逸らして後ろを向くとクスッと彼女が笑ったような気がした。

「寝る時はね」

彼女が近づいてくる気配…それは私の背中のすぐ側まで来てて…

「いつも―――なんだよ」

大人のなのはがそっと後ろから私の耳元で甘く囁いてくる…

かぁあああっ

これ以上ないくらいに顔を真っ赤にして耳まで赤くなって固まる、私……

どくん。どくん。

こういう状況は初めての事で…どうしていいか分からなかった。

「ふふっ…可愛いね…キミ…お名前教えてくれると嬉しいな―」

ぴったりとくっついてくるなのはの胸の感触にドキドキしながら私はこれで三度目になる自己紹介をする事となった―

「う、ぁ///ふぇ、フェイト…フェイト・テスタロッサ・ハラオウンです」

「そう…フェイトちゃんって言うんだ?それでフェイトちゃんはここで何してるのかな?」

「あ…えと、道に迷って…それで―」

私が今までの経緯を話すと大人のなのははふんふんと頷いてそれから―ようやく私からそっと体を離してくれた――

「子供の私とフェイトちゃんと同じ年くらいの私、ね……」

下着の上から真っ白なバスローブを着込んでなのはは、うーんと首を秘捻る。

「残念だけど…私はその子達に会った事は無いよ?ずっと一人で暮らしてるから…」

「…う、ん。…そう、ですよ…ね」

三人目のなのはも他の二人のなのはの事は知らない…そう答えた……

それは私が予想していた通りの答えだった―――

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